وَٱلذَّٰرِيَٰتِ ذَرۡوٗا
ばらばらと、撒き散らすものにかけて、
- 砂を撒き散らす風のこととされる(ムヤッサル520頁参照)。
- アーヤ*1-4で言及されている「誓い」については、整列者章1の訳注を参照。アッラー*は、ご自身の御業(みわざ)と御力を示すべく、これらのものにおいて誓われた(アル=バガウィー4:280参照)。
الذَّاريَات is chapter 51 of the Quran and has 60 verses. This page presents it in full in the Uthmani script, with a verse-by-verse translation of its meaning.
وَٱلذَّٰرِيَٰتِ ذَرۡوٗا
ばらばらと、撒き散らすものにかけて、
فَٱلۡحَٰمِلَٰتِ وِقۡرٗا
また、重厚なものを運ぶものにかけて、
فَٱلۡجَٰرِيَٰتِ يُسۡرٗا
また、なめらかに走るものにかけて、
فَٱلۡمُقَسِّمَٰتِ أَمۡرًا
また、ご命令を分配するものたちにかけて(誓う)。
إِنَّمَا تُوعَدُونَ لَصَادِقٞ
本当に(人々よ)、あなた方に約束されていること(復活と清算)は、まさしく真実である。
وَإِنَّ ٱلدِّينَ لَوَٰقِعٞ
そして本当に、応報は必ず起こる。
وَٱلسَّمَآءِ ذَاتِ ٱلۡحُبُكِ
(創造)美を備えた天にかけて(誓う)。
إِنَّكُمۡ لَفِي قَوۡلٖ مُّخۡتَلِفٖ
本当に(噓つきたちよ)、あなた方は(使徒*とクルアーン*について、)まさに相異なる(混乱した)言説の中にある。
يُؤۡفَكُ عَنۡهُ مَنۡ أُفِكَ
(アッラー*の明証に背を向けたため、信仰から)背かされた者は、そこから背かされる。
قُتِلَ ٱلۡخَرَّٰصُونَ
噓つきたちが、成敗されますよう。
ٱلَّذِينَ هُمۡ فِي غَمۡرَةٖ سَاهُونَ
(彼らは)不注意にも、(不信仰と迷いの)奥底に漬かり切っている者たち。
يَسۡـَٔلُونَ أَيَّانَ يَوۡمُ ٱلدِّينِ
彼らは、報いの日*はいつなのか、と(嘲笑しつつ)尋ねる。
يَوۡمَ هُمۡ عَلَى ٱلنَّارِ يُفۡتَنُونَ
(その日とは)彼らが、業火で熱され(るという試練にかけられ)る日。
ذُوقُواْ فِتۡنَتَكُمۡ هَٰذَا ٱلَّذِي كُنتُم بِهِۦ تَسۡتَعۡجِلُونَ
(彼らには、こう言われる。)「あなた方が(現世で)性急に求めていた(、業火の懲罰という)試練を、味わうがよい」。
إِنَّ ٱلۡمُتَّقِينَ فِي جَنَّٰتٖ وَعُيُونٍ
本当に敬虔な*者たちは、楽園と泉の中にある。
ءَاخِذِينَ مَآ ءَاتَىٰهُمۡ رَبُّهُمۡۚ إِنَّهُمۡ كَانُواْ قَبۡلَ ذَٰلِكَ مُحۡسِنِينَ
彼らの主*が授けて下さった(お望みの)ものを、手にしつつ、本当に彼らは以前(現世で)、善を尽くす者たちだったのだから。
كَانُواْ قَلِيلٗا مِّنَ ٱلَّيۡلِ مَا يَهۡجَعُونَ
彼らが眠っていたのは、(タハッジュドのため、)夜の僅かな時間だけだった。
وَبِٱلۡأَسۡحَارِ هُمۡ يَسۡتَغۡفِرُونَ
また明け方には、(アッラー*に罪の)赦しを乞うていた。
وَفِيٓ أَمۡوَٰلِهِمۡ حَقّٞ لِّلسَّآئِلِ وَٱلۡمَحۡرُومِ
また彼らの財産の内には、(他人に施しを)求める者にも、(それを)禁じられた者にも、(与えることを決めた)権利があった。
وَفِي ٱلۡأَرۡضِ ءَايَٰتٞ لِّلۡمُوقِنِينَ
また大地には、(アッラーの唯一性*を)確信する者たちにとっての(、かれの全能性を示す)御徴がある。
وَفِيٓ أَنفُسِكُمۡۚ أَفَلَا تُبۡصِرُونَ
そして、あなた方自身の(創造の)内にも。一体、あなた方は(それに無頓着で)目を開かないのか?
وَفِي ٱلسَّمَآءِ رِزۡقُكُمۡ وَمَا تُوعَدُونَ
また天には、あなた方の糧と、あなた方に約束されているものがある。
فَوَرَبِّ ٱلسَّمَآءِ وَٱلۡأَرۡضِ إِنَّهُۥ لَحَقّٞ مِّثۡلَ مَآ أَنَّكُمۡ تَنطِقُونَ
そして天地の主*にかけて、本当にそれはまさしく真理なのだ。ちょうど、あなた方が喋る(ことに対し、自分自身、その事実を疑うことがない)のと同様に。
هَلۡ أَتَىٰكَ حَدِيثُ ضَيۡفِ إِبۡرَٰهِيمَ ٱلۡمُكۡرَمِينَ
(使徒*よ、)あなたのもとに、イブラーヒーム*の貴い客人たち(人間の姿を借りた天使*たち)の話は届いたか?
إِذۡ دَخَلُواْ عَلَيۡهِ فَقَالُواْ سَلَٰمٗاۖ قَالَ سَلَٰمٞ قَوۡمٞ مُّنكَرُونَ
彼ら(天使*たち)が、彼(イブラーヒーム*)のところに入り、「(あなたに)平安を」と言った時。彼(イブラーヒーム*)は言った。「(あなた方にこそ、)平安を」。ーー彼らは、見慣れない民であるぞーー。
فَرَاغَ إِلَىٰٓ أَهۡلِهِۦ فَجَآءَ بِعِجۡلٖ سَمِينٖ
それで彼(イブラーヒーム*)は家族の方へと席を外すと、肥えた仔牛(の焼き肉)を持って(客人のところへと)やって来た。
فَقَرَّبَهُۥٓ إِلَيۡهِمۡ قَالَ أَلَا تَأۡكُلُونَ
そして、それを彼らに差し出した。「どうぞ、召し上がって下さい」と言いつつ。
فَأَوۡجَسَ مِنۡهُمۡ خِيفَةٗۖ قَالُواْ لَا تَخَفۡۖ وَبَشَّرُوهُ بِغُلَٰمٍ عَلِيمٖ
(しかし、彼らが手を出さなかったので、)彼(イブラーヒーム*)は彼らに恐怖心を抱いた。彼らは言った。「怖がらなくてもよい(、私たちはアッラー*からの御使いである)」。そして彼に、有識な男の子の(誕生についての)吉報を告げた。
فَأَقۡبَلَتِ ٱمۡرَأَتُهُۥ فِي صَرَّةٖ فَصَكَّتۡ وَجۡهَهَا وَقَالَتۡ عَجُوزٌ عَقِيمٞ
すると彼(イブラーヒーム*)の妻(サーラ)は、(それを聞くと客人たちのところへと)声を上げて赴き、自分の顔を叩きつつ、言った「(私は、)年寄りで、不妊ですのに!」
قَالُواْ كَذَٰلِكِ قَالَ رَبُّكِۖ إِنَّهُۥ هُوَ ٱلۡحَكِيمُ ٱلۡعَلِيمُ
彼ら(天使*たち)は言った。「そのように、アッラー*が仰せられたのだ。本当にかれこそは、英知あふれる*お方、全知者なのだから」。
۞ قَالَ فَمَا خَطۡبُكُمۡ أَيُّهَا ٱلۡمُرۡسَلُونَ
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「では、あなた方のご用件は何なのでしょう、御使いたちよ」。
قَالُوٓاْ إِنَّآ أُرۡسِلۡنَآ إِلَىٰ قَوۡمٖ مُّجۡرِمِينَ
彼らは、言った。「本当に私たちは、罪悪者である民へと遣わされたのである。
لِنُرۡسِلَ عَلَيۡهِمۡ حِجَارَةٗ مِّن طِينٖ
彼らの上に、泥土からなる石つぶてを送るため。
مُّسَوَّمَةً عِندَ رَبِّكَ لِلۡمُسۡرِفِينَ
(放逸さと罪において)度を越している者たちに対し、あなたの主*の御許で印をつけられた(石つぶてを)」。
فَأَخۡرَجۡنَا مَن كَانَ فِيهَا مِنَ ٱلۡمُؤۡمِنِينَ
こうしてわれら*は信仰者だった者たちを、そこ(ルート*の民の町)から脱出させた。
فَمَا وَجَدۡنَا فِيهَا غَيۡرَ بَيۡتٖ مِّنَ ٱلۡمُسۡلِمِينَ
われら*はそこに、服従する者(ムスリム*)たちの一家しか、見出さなかった。
وَتَرَكۡنَا فِيهَآ ءَايَةٗ لِّلَّذِينَ يَخَافُونَ ٱلۡعَذَابَ ٱلۡأَلِيمَ
そしてわれら*は、痛ましい懲罰を怖れる者たちへの御徴を、そこに残したのである。
وَفِي مُوسَىٰٓ إِذۡ أَرۡسَلۡنَٰهُ إِلَىٰ فِرۡعَوۡنَ بِسُلۡطَٰنٖ مُّبِينٖ
ムーサー*にも(、われら*は御徴を残した)。われら*が彼を、紛れもない明証と共にフィルアウン*へと遣わした時のこと。
فَتَوَلَّىٰ بِرُكۡنِهِۦ وَقَالَ سَٰحِرٌ أَوۡ مَجۡنُونٞ
そして彼(フィルアウン*)は、自らの後ろ盾と共に(信仰から)背き、言った。「(ムーサー*)は)魔術師か、あるいは憑かれた者である」。
فَأَخَذۡنَٰهُ وَجُنُودَهُۥ فَنَبَذۡنَٰهُمۡ فِي ٱلۡيَمِّ وَهُوَ مُلِيمٞ
それで、われら*は彼とその軍勢を捕らえ、彼らを海原へと放り棄てた。彼(フィルアウン*)は、(その不信仰ゆえ)、咎められる者であった。
وَفِي عَادٍ إِذۡ أَرۡسَلۡنَا عَلَيۡهِمُ ٱلرِّيحَ ٱلۡعَقِيمَ
アード*にも(、われら*は御徴を残した)。われら*が彼らに、不吉な風を送った時のこと。
مَا تَذَرُ مِن شَيۡءٍ أَتَتۡ عَلَيۡهِ إِلَّا جَعَلَتۡهُ كَٱلرَّمِيمِ
それは、それが届いたいかなるものも、朽ち果てた骨とせずにはおかなかった。
وَفِي ثَمُودَ إِذۡ قِيلَ لَهُمۡ تَمَتَّعُواْ حَتَّىٰ حِينٖ
サムード*にも(、われら*は御徴を残した)。彼らに「暫くの間、楽しんでいいるがよい」と言われた時のこと。
فَعَتَوۡاْ عَنۡ أَمۡرِ رَبِّهِمۡ فَأَخَذَتۡهُمُ ٱلصَّٰعِقَةُ وَهُمۡ يَنظُرُونَ
そして彼らは自分たちの主*のご命令に反抗したので、彼らの眼前で、稲妻が彼らを捕らえた。
فَمَا ٱسۡتَطَٰعُواْ مِن قِيَامٖ وَمَا كَانُواْ مُنتَصِرِينَ
それで彼らは(懲罰から)立ち上がることも叶わなければ、(自分たちを)救うことも出来なかった。
وَقَوۡمَ نُوحٖ مِّن قَبۡلُۖ إِنَّهُمۡ كَانُواْ قَوۡمٗا فَٰسِقِينَ
(彼ら)以前には、ヌーフ*の民も(、滅ぼした)。本当に彼らは、放逸な民だったのだから。
وَٱلسَّمَآءَ بَنَيۡنَٰهَا بِأَيۡيْدٖ وَإِنَّا لَمُوسِعُونَ
われら*は天を、偉力によって築いた。われら*こそは、まさに力量あふれる者なのだ。
وَٱلۡأَرۡضَ فَرَشۡنَٰهَا فَنِعۡمَ ٱلۡمَٰهِدُونَ
また、大地。われら*はそれを敷き広げた。そして均し整える者の、何と素晴らしいことか。
وَمِن كُلِّ شَيۡءٍ خَلَقۡنَا زَوۡجَيۡنِ لَعَلَّكُمۡ تَذَكَّرُونَ
また、われら*はあらゆるものに番いを創った。(それは)あなた方が、教訓を受けるようにするためである。
فَفِرُّوٓاْ إِلَى ٱللَّهِۖ إِنِّي لَكُم مِّنۡهُ نَذِيرٞ مُّبِينٞ
ならば(使徒*よ、こう言うのだ、)「(人々よ、)アッラー*へと避難せよ。本当に私は、かれからの明白なる警告者なのである」。
وَلَا تَجۡعَلُواْ مَعَ ٱللَّهِ إِلَٰهًا ءَاخَرَۖ إِنِّي لَكُم مِّنۡهُ نَذِيرٞ مُّبِينٞ
そしてアッラー*と共に、別の神を(崇拝*の対象として)拝してはならない。本当に私は、かれからの明白なる警告者なのである」。
كَذَٰلِكَ مَآ أَتَى ٱلَّذِينَ مِن قَبۡلِهِم مِّن رَّسُولٍ إِلَّا قَالُواْ سَاحِرٌ أَوۡ مَجۡنُونٌ
(クライシュ族*の不信仰者*たちと)同様に、彼ら以前の(不信仰)者*たちのもとに使徒*が到来した時には、彼らは決まって「(彼は)魔術師か、憑かれた者だ」と言ったものだった。
أَتَوَاصَوۡاْ بِهِۦۚ بَلۡ هُمۡ قَوۡمٞ طَاغُونَ
一体、彼らはそのことを勧め合っていたのか?いや、彼らは放逸な民であった。
فَتَوَلَّ عَنۡهُمۡ فَمَآ أَنتَ بِمَلُومٖ
ならば(使徒*よ)、彼ら(シルク*の徒)に背を向けよ。あなたは(誰からも)、咎められる者ではないのだから。
وَذَكِّرۡ فَإِنَّ ٱلذِّكۡرَىٰ تَنفَعُ ٱلۡمُؤۡمِنِينَ
そして(同時に、人々に)教訓を与えよ。本当に教訓は、信仰者たちの役に立つのだから。
وَمَا خَلَقۡتُ ٱلۡجِنَّ وَٱلۡإِنسَ إِلَّا لِيَعۡبُدُونِ
われがジン*と人間を創造したのは、彼らがわれ(のみ)を崇拝*するために外ならない。
مَآ أُرِيدُ مِنۡهُم مِّن رِّزۡقٖ وَمَآ أُرِيدُ أَن يُطۡعِمُونِ
われは彼らから糧が欲しいわけでもなければ、彼らがわれに食べさせてくれるのを欲しているわけでもない。
إِنَّ ٱللَّهَ هُوَ ٱلرَّزَّاقُ ذُو ٱلۡقُوَّةِ ٱلۡمَتِينُ
実にアッラー*こそは糧を授けられるお方、強力さの主、力みなぎるお方なのだから。
فَإِنَّ لِلَّذِينَ ظَلَمُواْ ذَنُوبٗا مِّثۡلَ ذَنُوبِ أَصۡحَٰبِهِمۡ فَلَا يَسۡتَعۡجِلُونِ
ならば。(預言者*ムハンマド*を噓つき呼ばわりするという(不正*を働いた者たちにこそは、彼らの仲間たちの罰と同様の罰がある。彼らはわれに、(それを)性急に求めてはならない。
فَوَيۡلٞ لِّلَّذِينَ كَفَرُواْ مِن يَوۡمِهِمُ ٱلَّذِي يُوعَدُونَ
不信仰である者*たちに、彼らが(懲罰を)約束されている、彼らの日の災いあれ。